東京都港区赤坂5-4-8
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鼻の疾患について

鼻の疾患

鼻は匂いを嗅ぐ大事な機能が備わっていますが、呼吸器官としても大切な働きを担っています。鼻は肺や気管を守るために吸った空気を十分に温め、加湿し、ウイルスや細菌、埃などが体内に侵入を防ぐフィルターとしての役目をしています。
鼻が何らかの病気にかかりフィルターの役割を果たせなくなると、ウイルスや細菌がのどや肺に直接入り込んでしまうことになり様々な悪影響をもたらします。また、口呼吸になることにより口腔乾燥を引き起こし、のどの炎症や、虫歯の原因になることがあります。
小児期の口呼吸はアゴの形や歯列にも影響し、美容的にも問題になります。

以下のような症状はご相談下さい

  • 鼻水が出る
  • 鼻がつまる
  • くしゃみが出る
  • 鼻血が出る
  • においがわからない
  • 鼻がくさい
  • 鼻をぶつけた
  • 鼻のまわりの腫れ、かゆみ
  • いびき

代表的な鼻の疾患

1:鼻炎、アレルギー性鼻炎、鼻前庭炎

鼻炎、アレルギー性鼻炎

鼻炎というとアレルギー性鼻炎、特に花粉症をイメージされる方が多いと思いますが、感染性の急性鼻炎や、血管運動性鼻炎、寒暖差による鼻炎、好酸球増多性鼻炎、老人性鼻炎、妊娠性鼻炎など様々な鼻炎があります。鼻の炎症が鼻の周囲の皮膚に波及、もしくは鼻のかみすぎやマスクによる物理的な刺激で皮膚に炎症を起こすこともあります(鼻前庭炎)。
急性の場合は風邪にともなうことが多く、短期間の治療で改善します。慢性の場合は原因を特定することから始まり、それぞれに適した治療を続けていきます。

アレルギー性鼻炎:アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、抗原と抗体が鼻の粘膜で反応し、鼻閉、水のような鼻漏、くしゃみなどの症状を起こす状態がアレルギー性鼻炎です。風邪と違い、喉の痛みや熱などは伴いません。季節性と通年性があり、季節性の代表的なものにスギやヒノキなどの花粉症があります。通年性アレルギー性鼻炎の主な原因はハウスダストとダニです。ペットの毛やフケ、カビも原因となります。その他では香水や化粧品でもよくおこります。
鼻のかみすぎによる皮膚炎やマスクかぶれなども対応しています。

当院では鼻のレーザー治療、スギ花粉とダニの舌下免疫療法も行っています。
レーザーはアレルギーに限らず、慢性的な鼻詰まりに効果的です。

舌下免疫療法について詳しくはこちら ≫

レーザー治療について詳しくはこちら ≫

2:副鼻腔炎

風邪などの上気道炎がきっかけとなり、副鼻腔という場所に炎症が起こり、膿が溜まってしまう病気です。もともとの鼻の形でなりやすいこともありますし、アレルギー性鼻炎や、むし歯による歯の根の炎症が原因となることもあります。鼻の周りや頬、目の周りなどが痛くなります。粘性の鼻水がでたり、のどに回ると後鼻漏になります。気圧の変化で顔が痛くなることもあります(顔の天気痛)。
症状の持続が1ヶ月未満の急性副鼻腔炎と1ヶ月以上の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に分けられます。
慢性副鼻腔炎の場合、元々の鼻の形状の問題や、鼻茸(ポリープ)が発生している場合があり、手術が必要になることもあります。
副鼻腔炎による後鼻漏が喉の違和感や咳の原因になっていることもあります。
鼻の構造を確かめることが大事なので、内視鏡を用いて検査を行います。内視鏡で副鼻腔からの排膿が確認できればそこで確定診断になります。膿が溜まっていない炎症だけの状態であったり、膿が溜まっていたとしても内視鏡で見えない場所であることもありますので、診断がつかない場合はCTを行います。
副鼻腔炎の治療は抗生剤の内服がメインになります。鼻腔と副鼻腔の通り道が狭い方は、処置に通っていただくこともあります。内服や処置で改善せず、手術が必要と判断した場合は手術のできる病院に紹介いたします。

3:鼻血

鼻からの出血のことで、正式には「鼻出血」といいます。
鼻炎や副鼻腔炎などにより鼻をかみすぎて毛細血管が切れて出血することが原因として多く、鼻中隔湾曲症(構造上、鼻の真ん中の壁が歪んでいる)や高血圧の方は特に起こりやすいので注意が必要です。鼻の中にできた腫瘍が原因で出血している場合もあるので持続する場合は受診することをお勧めします。基本は圧迫止血ですが、止血用の薬剤を使用したり、なかなか止血できない出血に対しては電気による粘膜焼灼(電気凝固)を行います。何度も出血を繰り返していると脆い血管ができてしまいますので、その場合は焼灼の必要があります。焼灼する場合は麻酔のついた綿を15分ほど鼻に入れておき、麻酔が効いたところで電気メスで出血部位を焼いて固めます。少し痛みますが、確実な方法です。
同時に、鼻をかむ回数を減らすためにも鼻炎の原因を調べて治療することも大切です。

4:鼻中隔彎曲症

鼻の穴を左右に分けている壁、鼻中隔が極端に曲がっている状態のことです。
成人では普通は成長の過程でどちらかに曲がっているのですが、その程度が極端な場合に鼻づまりの原因となり、日常生活に影響がある場合は鼻中隔湾曲症と病名がつきます。
内視鏡やCTで鼻のおくまで観察します。
治療は鼻中隔矯正手術という手術になります。 鼻中隔矯正手術では、曲がっている鼻中隔の軟骨と骨を取り除き、まっすぐに矯正します。(手術のできる病院に紹介となります。)鼻の通りが一気に改善するため、耳鼻科の手術の中でも満足度の高い治療です。

5:嗅覚障害

臭いがわからないことを嗅覚障害と言います。
嗅覚障害は原因によって、呼吸性、末梢神経性、混合性、中枢性の4つに分類できます。(下に説明があります)

注:新型コロナウイルスによる嗅覚障害について
新型コロナウイルス感染症の初期症状として嗅覚障害が起こることがあります。現在のところ末梢神経性と呼吸性、またはその両方の可能性が考えられています。
末梢神経障害の場合は特効薬のようなものは存在しませんが、ステロイドの点鼻が効果があると考えられています。しかしながらステロイドは急性期に使うのは危険なため(炎症をとる=免疫力が下がるため)、ウイルス量の多い初期には使用できません。呼吸器系の吸入ステロイドと同じで、開始する時期を見極めるのが重要です。
呼吸性(鼻づまりや鼻水により、においの成分が神経まで届いていない状態)の場合は治療方法があり、これは2週間以上経ってから治療をはじめても問題なく治ります。
以上より2週間様子をみても予後は変わらないため、感染力のある発症から2週間は受診せずに様子をみるようにお願いしております。2週間以上経過しており、発熱などの症状が無ければ受診してください。
まずは一般的な鼻の検査を行います。異常がないのに嗅覚だけ悪くなっている方には、ご希望があれば新型コロナウイルスの抗体検査も可能です。

・一般的な嗅覚障害の診察
嗅覚障害で受診された場合は、まずにおいの神経があるとことまで空気が届いているかを調べます。鼻の形が悪くないか、膿がたまっていないか、ポリープができていないかなどを内視鏡で観察します。内視鏡で充分観察できない場合はCTを撮ることもあります。花粉症やハウスダストなどのアレルギーが原因となることもあるので採血検査も行う場合があります。鼻自体に異常が認められない場合は原因究明のため総合病院に紹介になります。

・嗅覚障害の種類
①呼吸性

嗅覚障害の原因として一番多い病態です。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、ポリープなどで鼻がつまり、匂いの分子が嗅粘膜というセンサーまで届かない状態です。空気の通りが改善されれば嗅覚は戻ります。空気の通りを改善させる方法はいくつもありますので、改善しやすい病態です。

②末梢神経性

風邪ウイルスなどによって嗅粘膜、つまり匂いのセンサー自体に障害が生じている状態です。治療としては、ステロイド剤の点鼻を中心とし、漢方薬、ビタミンB剤の内服を行うこともあります。ウイルス感染症に対しては、ウイルス量が多い時期にステロイドを使ってしまうと悪化する可能性がありますので、感染症の状態が落ち着いたのを見極めてから開始します。

③混合性

呼吸性と末梢神経性が同時に起こった病態です。

④中枢性

頭部外傷や脳腫瘍による神経損傷が原因で、改善が難しい場合があります。

6:後鼻漏症候群

後鼻漏症候群

鼻汁が鼻の前に垂れることを前鼻漏(ぜんびろう)、喉の方へ回って落ちていくことを後鼻漏(こうびろう)と言います。そして、鼻汁が喉に落ちるために起こってくる不快症状を総称して「後鼻漏症候群」と呼びます。後鼻漏症候群の認知度は低く、それと知らずに症状に苦しんでいる方は少なくないと思われます。
改善させるには原因疾患(副鼻腔炎や上咽頭炎、アレルギーなど)の治療が第一です。副鼻腔炎や上咽頭炎は内視鏡で、アレルギーは採血で検査を行っています。慢性上咽頭炎による後鼻漏に対しては、上咽頭に直接薬を塗布するBスポット療法(EAT療法)も行っています。(Bスポット療法は痛みをともなう治療であり、毎週通わなければいけないという根気も必要なため、希望される方にしか行っておりません。Bスポット療法をご希望で受診される方は初診時にお申し付けください。初回は内視鏡で上咽頭の炎症を確認してから行います。上咽頭の経過の確認は1~2か月毎に内視鏡で上咽頭をcheckします。)

7:慢性上咽頭炎

後鼻漏症候群の項目でも紹介したとおり、粘性の鼻水がのどに降りてくる不快感はもちろんのこと、免疫系や自律神経の不調なども引き起こすと考えられています。
上咽頭は鼻から吸い込んだ空気が最初に合流する部分であり、空気中のウイルスや細菌が体の中に侵入するのを防ぐ重要な役割を担う場所です。風邪やアレルギー以外にも、生活環境(職場の空気など)が悪かったり、ストレスが長く続いたりすると慢性的に炎症が起こってしまい、様々な影響を体におよぼします。
よくある症状は、後鼻漏、のどのイガイガ、のどの詰まった感じ、痰がからむ、頭が重い、肩こり、慢性疲労など、多岐にわたります。
上咽頭は内視鏡を使わないと見えない場所であるため、耳鼻咽喉科以外で診断されることはほとんどありません。そのため数が多いわりにはあまり知られていない疾患です。
上咽頭はまず内視鏡で観察し、膿などがついていれば菌検査を行います。アレルギーの可能性がある場合は採血で検査します。菌がわかれば抗生剤の内服、アレルギーであれば抗アレルギー剤の内服や点鼻で治療を行います。内服治療で改善しにくい場合には当院ではBスポット療法(EAT療法)も行っていますので、慢性上咽頭炎を疑われる方は一度ご相談ください。

お問い合わせはこちらから
tel.03-3585-3387

耳鼻咽喉科 アレルギー科

〒107-0052
東京都港区赤坂5-4-8
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診療科目
耳鼻咽喉科、アレルギー科
アクセス
東京メトロ「赤坂駅」から徒歩30秒
※4番出口を出て右方向へ約50m
 7番出口の場合は出て左方向へ約50m

東京メトロ「赤坂見附駅」から徒歩7分
東京メトロ「溜池山王駅」から徒歩6分
東京メトロ「乃木坂駅」から徒歩10分
14:30~19:00
予約のない方の受付は午前は13:00まで、午後は18:30までとなります。
火曜午前は虎の門病院で診察をおこなっております。
診療時間
9:30~13:30
15:00~19:00

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